まだまだ寒いけど、春はすぐそこ。

 まだまだ厳しい寒さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。コロナの感染者もピークは過ぎつつあるものの、まだまだ多く、私自身、思うように仕事ができない日々が続いております。
動けない分、読書したいと思い、最寄りの図書館で本を借りてきましたが、まだ数ページしか読んでいません。返却期限までには読み終わりたいと思います!おちおちしていたら、返却期限どころか、あっという間に春が来てしまいそうです。

 さて、今年の4月から、国の発注する総合評価落札方式において、従業員の賃上げの実施を表明した企業に対する加点措置が始まります。加点されるためには大企業は3%、中小企業が1.5%の賃上げが必要です。この政策を受けて、大手ゼネコンをはじめ、九州沖縄の建設会社でも賃上げを行う会社が出てきています。建設業界で働く方々の待遇改善につながることを期待しています。

 ただし、人件費が上がれば、その分、利益率は下がります。また、最近の資材高騰も気になるところです。こうしたしわ寄せが下請けや孫請け業者に来ないためにも、しっかりとした対策はもちろんのこと、今後益々、AIをはじめとした新技術や効率化に向けた動きが重要になってくると思います。

 6月20日からドローンの登録制度も開始します。屋外での飛行には、今までの許可に加え、登録が義務付けられます。計測でドローンを使いたい場合や、新システム導入の際の補助金、CCUSの登録等、気になる問題があれば、いつでもお気軽にご相談下さい。

建設キャリアアップシステムの登録状況について

 2019年4月から本格導入されたCCUSですが、その登録者数が元請完成工事高で3/2以上を占める企業が登録済みとなりました。
昨年12月末の時点で、完工高が300億円以上の企業の登録率は98%、10億円未満の企業の登録率は36%となっており、今後は益々、元請からCCUSの加入を求められるケースも増えてくるのではないでしょうか。
当事務所でも、元請さんに、次の現場からCCUSのカードが必要になると言われたとのことでご依頼されるケースが増えてきました。カードを受け取るまでに1か月半から2か月程かかるのと、登録後も、現場の登録や作業員名簿の登録等が必要になりますので、早目の準備をおすすめ致します。
 福岡県でもCCUSを導入している業者に対し、公共工事の総合評価で5点の加点措置を導入しています。国は全技術者の登録を目指していますので、普及のための取り組みが今後強化されることも、もちろん考えられます。
 そして、行政書士も事業者登録を行えるようになりました。マイナンバーカードのように、登録したらポイントをつけてくれたりすると嬉しいのですが。

事業復活支援金が始まります。

今年は寅年ということで、事務所通信でも虎の巻目指して、できるだけ分かりやすい情報の提供を心掛けたいと思います!
本年もどうぞよろしくお願い致します。

 早速ですが、1月31日より、事業復活支援金の受付が始まります。これまでに月次支援金を申請された方は、事前確認無しで申請できます。申請されたことのない方も給付要件に当てはまらないか一度チェックされてみて下さい。

事業復活支援金についてはこちら