下請代金の支払いについて
R3年7月に「建設業法令遵守 ガイドライン」の「下請代金の支払手段」が改訂されました。
それにより、
下請代金の支払いは、手形ではなく現金によること
手形の割引にかかる割引料のコスト等について下請業者と十分協議すること
手形サイトを60日にすること
3年以内を目途に実施していくこと
などが求められています。
現在は下請代金の支払いにまだまだ手形が使われていることが多く、
手形が振り出されて現金化されるまでの手形サイトも90日~120日と長いのが現状です。
また、2025年には約束手形が廃止されるということで、
手形の代わりにでんさいネットなどの電子手形を活用する方法が推奨されています。
従来の約束手形に比べて、紛失の心配や印紙代や郵送代がかからないといったメリットはもちろん、分割譲渡もできるとのこと。
ただし、相手企業がでんさいネットを導入していないと使えないなどのデメリットもあるので、自社で活用できそうかどうかの検討は必要です。